高校生のアルバイトについて
アルバイトは正社員の補助的立場として働く雇用形態のことです。特徴としては労働時間や労働日数が限られているため、家事や育児の合間に働く人や、学業の合間に働いている人が多いと言う点が挙げられます。アルバイトを始めるにあたっては、満13歳未満の労働は禁止されていますし、満15歳未満の労働は、特別な許可を得ない限りはできない決まりになっています。従って、16歳から始めることが可能となります。そのため、高校生になってからアルバイトを始めると言う人も少なくはありません。
高校生の時にアルバイトを経験しておくのは、とてもメリットあることと言えます。まず働くことの大変さ、またやりがいなどを感じることができるため、働いている親に対して感謝の気持ちが芽生えてくるという点が挙げられます。また、仕事を任されること、賃金を得ることに対して責任感も芽生えてきます。学校では学ぶことができない対人関係の難しさや目上の人への接し方、最低限のビジネスマナーも身につきます。今まで触れたことのない、仕事の現場であったり、ひとつの業界の現場に身を置くことで、将来の進路選択の指針ができると言う点も大きなメリットです。
ただし、高校生のアルバイトでは注意点もあります。まずは、あくまでも本業は勉学であると言うことを忘れてはいけないと言う点です。そのためには、あらかじめテスト期間中などはアルバイトを休むかもしれないと言うことを、事業所などに話しておく必要があります。ただし、アルバイトをしている以上、テスト期間に向けてあらかじめ勉強をしておいて、期間中にも事業所に極力、迷惑をかけないようにすると言うのも重要なことであり、そう言った点を調整する能力を身につけることも大切なことではあります。また、16歳以上であっても、年齢により働くことが禁じられている時間帯があります。これは法律で定められていることですから、きちんと守ることが第一です。